株式会社ディープ 代表取締役 松本宣春のブログ

防衛大学校卒のIT企業社長によるブログです。株式会社ディープ代表取締役・松本宣春が執筆しています。

AI時代への備え

Googleで検索した際にページの上部に表示されるAI Overview(AIによる概要)は
ご存知でしょうか?

 

例えば「横須賀 賃貸 いくら」と検索すると、検索結果の一番上へ
「AIによる概要」として

 

「横須賀市の賃貸物件の家賃相場は、間取りや駅によって異なりますが、
一般的に5万円台から10万円台が中心です。・・・」

 

と表示されます。

 

私も仕事やプライベートでわからないことがあるとGoogleを使って検索をすることが多いのですが、
この「AIによる概要」を読みさえすれば概ね問題が解決され、
「AIによる概要」の下に表示されるサイトを読みに行くことが少なくなったような気がしています。
*「AIによる概要」はGoogleのAIが検索ワードへの回答を自動生成したものです。

 

現在、グーグル検索の60%以上が検索結果の上位に表示されるAI Overview(AIによる概要)によって
直接的な回答を提供するため、ユーザーがウェブサイトのリンクをクリックする必要が
なくなっているとのこと。

 

また、ユーザーは情報を探す際に、従来の検索エンジンを迂回し、「ChatGPT」や「Anthropic」のような
生成AI(LLM)に直接質問を投げかけるようになっているようです。

 

世界最大手の顧客管理ソフトウェア企業であるHubSpot(ハブスポット)社のCEOである
ヤミニ・ランガン氏は、これを「AI検索とSEOの終焉」と言っています。

 

恐らく今後はどこにでも書いてあるようなコンテンツを実装してあるサイトはAIから無視され、
独自の一次情報を有するサイト(AI親和性の高いサイト)が近い将来優遇される時代が来ると思われます。

 

不動産会社個々のホームページで言うと、

・「当社の特徴」というページをしっかり作り込む(他社と差別化する)。
・実際に契約した人の声を掲載する等、その会社でしかコンテンツ化できないものを
 ホームページへ掲載する。
・物件情報の掲載の仕方をブログ形式にする等、ポータルとは違った見せ方にする。

といった対応をする必要があります。

 

と同時に検索エンジンからの流入だけではなく、YouTubeやInstagram、
自社発行のニュースレター等、マルチチャンネル化を進める必要がありそうです。

 

 

プロフィール

松本 宣春(まつもと のぶはる)

松本 宣春(まつもと のぶはる)

1973年生まれ。
出身:大阪府。
趣味:スポーツ観戦、読書。
特技:企画、人を励ますこと。
一言:世に無いサービスを提供し続けたいと思います。

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